熱中症で頭痛が起こるメカニズム
熱中症の症状で頭痛が起こる原因は、暑さで体温が上昇すると体にこもった熱を外に逃がして体温を下げようと、汗をかいたり(発汗)、皮ふの血管を広げて体の表面から熱を空気中に逃がそうとしたり(熱放散)します。
暑い中では体の表面からの熱放散が難しくなるため、主に汗をかき、汗の蒸発による気化熱で体温を下げようとします。 炎天下や暑い室内で長時間労働やスポーツをすると、体温を下げようと大量に汗をかき、体内の水分・塩分が不足することで、血液の流れが悪くなります。
それにより、熱中症の初期症状である、めまいや立ちくらみ、一時的な失神といった熱失神が現れることがあります。
その状態で、適切に水分・塩分の補給や身体の冷却が行われないと、脳や消化管、肝臓への血流低下や、それら重要臓器自体の温度上昇により、全身の倦怠感(だるさ)や頭痛、吐き気といった症状が現れてきます。
暑さによって起こる頭痛は次の2つです。
① 片頭痛 三叉神経に何らかの刺激が伝わると神経伝達物質が放出され、その刺激で脳内の太い血管が拡張し、痛みが発生する。 頭の片側または両側がズキンズキンと痛む。
② 緊張型頭痛 首や肩回りの筋肉が緊張して血流が悪くなり、血管内に発生する痛み物質が神経を刺激して起こる。 頭全体が締め付けられるように痛む。
「脱水症状で頭痛!?」
高温多湿の環境では、汗によって水分が奪われ脱水状態になることがあります。 新型コロナウイルス対策でマスクをつけていることも、のどの渇きに気づきにくくなり脱水につながります。 脱水状態になると血流の低下などが起こり、このような体の変化に敏感な頭痛もちの人に痛みが起きやすくなります。 脱水状態を放っておくと、頭痛だけでなく熱中症にもなりかねませんので、ぜひ注意してくださいね。
カイロプラクティックセンターひたちの
住所:茨城県牛久市ひたち野東4丁目28-10
電話番号:029-845-4404
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